大阪天満橋の睡眠時無呼吸症候群専門クリニック
スタッフ募集
セミ
2010年8月31日

セミの幼虫は日の入り時刻の少し前、穴から外の様子をうかがっています。

夕方、地上に出てきて羽化するための場所を探し、日が沈んだころには、見つけた木に登りはじめます。そしてベストポジションをみつけると、一旦、逆さまになってひとやすみ。
じっと動かなくなり、やがて背中が割れ始め、お腹の部分を除いて、体のほとんどが殻から出てきます。

この時、セミは全くの無防備で、鳥などの敵に襲われるとひとたまりもありません。
また殻から落ちてしまう確率の最も高い時です。
セミの体は、お腹の端の部分でわずかに引っかかっているだけなので、たまたま風が強く吹いたりすると落ちてしまいます。

この状態に来るまで相当体力を使うらしく、ほとんどのセミが30分ほど休みます。
そしてセミが動き始める時は、突然で素早く、今まで休んでいたのが、足をもそもそ動かし始めたかと思うと、10秒ほどで起き上がり始めます。

抜け殻の頭部に足をかけるとお腹の残りの部分を一気に抜きます。
そうなるとセミの体は重力に従って頭を上にお腹を下にした自然な形になります。
それからセミは重力を利用して体液を羽に送りはじめます。
その後体は茶色味をおび、大分硬くもなり、羽も動かすことは出来ますが、まだ飛ぶことは出来ません。

夜中の2時頃までに、ほとんどのセミがここまできます。これ以上遅くなると、飛べるようになるまでに夜明けを迎えてしまい、朝の早い小鳥たちの絶好の餌となってしまうからです。

セミの羽化に適しているのは、ある程度背丈のある木の、枝の先端の葉の裏らしく、時には団子3兄弟のように1枚の葉っぱに3匹が折り重なるように付いている時もあります。
しかし、人間と同じくセミにも慌て者がいるらしく、時には草に登ったり、建物のコンクリートにつかまり羽化するものもいるようです。

先日、そんなセミの羽化の一部始終をTVで見て、とても感動しました。
今まで、セミの声はただでさえ暑いのに、「ミーン×∞ うるさいな!」と思っていました。
でも約6年もの間を土の中で過ごし、一生懸命一人で羽化して、その後は一週間くらいしか生きられません。

けなげな羽化の映像を目の当たりにし、命のはかなさを改めて実感してからは、セミの声も、短い命を一生懸命生きる力強い声のように感じられるようになりました。

盛りが過ぎる頃には、色々な所に寿命を全うした、たくさんのセミが落ちています。
こんなことを考え出したらきりがないけど、懸命に生きた小さな命が、何とも思われずに無視され、踏まれてつぶれているのを見るは、やっぱり切ないです。

まだまだ暑いですが、そういえばいつの間にかセミの声も聞こえなくなり、夜には秋の虫が鳴き始めています。
こんなに暑いのはこりごりだけど、また来年の夏も、セミが元気にたくさん鳴いているといいなと思います。

ますたに呼吸器クリニック <大阪 睡眠時無呼吸症候群 いびき治療

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