睡眠時無呼吸症候群について

新幹線の運転士によるオーバーラン、睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者さんの裁判など、
最近では睡眠時無呼吸症候群の知名度もかなりUPしています。

大阪市 睡眠時無呼吸症候群

しかし、正しく伝わっていないことも多く、そのためか、治療を受けている方が少ない、
治療に関して誤解をしている方がまだまだ多いと言うのが現状です。

このサイトでは、正しい知識、検査、治療方法などについて、お知らせします。

ひとつ言える事は、この疾患は正しい治療を行えば、
睡眠時無呼吸症候群に付随する眠気や合併症をコントロールできます。

検査や治療は怖いことは何もありません。

このサイトで知識を得ていただき、
睡眠時無呼吸症候群の治療にお役立ていただければ幸いです。

睡眠時無呼吸症候群とは

いびきと睡眠時無呼吸症候群
いびきの生体に対する悪影響は池松武之亮いびき研究所 の創始者、故池松武之亮博士の多年の研究により世界で初めて明らかにされました。

いびきは決して豪傑ではすまされません。
単純ないびき症の方の一部に"睡眠時無呼吸症候群"の方が、少なからず(人口の2~4%)存在すると言われています。

睡眠時無呼吸症候群の定義
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸や気道が狭くなり呼吸が細くなること(低呼吸)が5回以上繰り返される病気です。

自覚症状は昼間の眠気、スッキリしない重苦しい頭
睡眠中多くの人は、顎の筋肉の緊張がとけ顎が喉の方へ下がります。
すると上気道は狭くなります。このために呼吸 抵抗は大きくなります。
口を開けなければこの程度で済みます。

しかし、鼻の通りの悪い人は、苦しいので口を開いてしまいます。
口を開くと空気が入り込み、口の中の圧力が上がり、舌の根本が沈下、同じに軟口蓋や口蓋垂も下垂して空気の通る道がますます狭くなります。

それにもかかわらず、身体に必要な酸素を確保するため、狭くなった上気道に同量の空気を無意識に通そうとします。
従って呼吸抵抗はいやが上にも増し、粘膜を摩擦したり、振動したりして大いびきとなります。

またこの傾向の強い人はエスカレートして口から息を吸い込んでしまい、喉が乾燥してカラカラになり、粘膜が共鳴して 振動し大いびきとなり、やがてはこの大いびきが続くと呼吸が一時的に止まる睡眠時無呼吸症候群となります。

睡眠時無呼吸症候群は怖い?
大いびきをかく人は、ほとんどの人が口を開けて寝ているので顎が下がり、舌の根元も下がり気道を塞いで閉塞状態になります。この状態は無呼吸状態で呼吸ができなくなってしまいます。この無呼吸症状を続けていると、心臓をはじめ脳に送られる酸素が欠乏し、しだいに脳障害をはじめ精神障害など循環器系や呼吸器系などに、機能障害を引き起こす原因になると言われ、突然死もいびきが原因の一つと言われるようになりました。

また毎年交通事故は増大していますが、その主な原因がいびきによる睡眠不足にあることも解明されてきています。

いびきについて

いびきの正体
通常呼吸は、鼻から空気を吸い込み咽頭を通り肺に至ります。
鼻から咽頭までの道(上気道)には、狭いところや凹凸が有り、呼吸の時これが気道抵抗となって自然的に音が発生します。この発生した呼吸音がいびきの正体です。

大阪市天満橋 睡眠時無呼吸症候群専門ますたにクリニック

試しに強く息を吸ったり、吐いたりして見てください・・・。
呼吸音のするのが解ります。
睡眠中、スースー、スヤスヤと寝息を立てることが有りますが、これも自然的な呼吸音で、この程度のいびきは、健康に支障はありません。

人間は呼吸の際、誰でも呼吸抵抗がありますが、その抵抗が高くなるにつれて他人にも迷惑ないびきとなります。

いびきのメカニズム
なぜ上気道の抵抗が大きくなっていびき(呼吸音) になるのでしょう。
1)鼻が詰まったりして苦しくなり口を開いて寝る。
2)鼻の病気が原因で鼻の通りが悪いので口を開いて寝る。
3)普段口呼吸の習慣がついているため口を開いて寝る。
4)睡眠のために顎の筋肉が弛み、顎が後退して気道を狭めさらに口を開けて寝る。

ではなぜ、起きているときはいびきをかかないのでしょうか。
それは、起きている時は、気道が広がっているので、空気の出入りがスムーズであるためいびきをかかないのです。しかし、仰向けになると重力の影響を受け、口を開き、顎が下がり、特に舌の根元が下がって気道を塞ぐため、空気の出入りが悪くなり、狭いところを空気が通ろうとし、喉の組織を振動させたりすることで音が発生するのです。

いびきの起こるさまざまな原因
いびきの起きる原因は、上気道がいろいろなことがもとで狭くなることであります。
そのほかの原因としては、上気道の炎症や充血、乾燥、腫れ、たるみ、過剰分泌などが有ります。
1.口を開けて寝る。
2.心身の疲労やストレス。
3.老化による筋弛緩。
4.飲酒、精神安定剤などによる筋弛緩。
5.鼻腔や咽喉、咽頭の気管異常。(扁桃腺肥大、小顎症、鼻中隔湾曲症など)

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6.肥満。(軟口蓋や咽頭壁に脂肪がつき、咽頭が肥大し上気道を狭くする)
7.その他内科的トラブルなど病気の場合。

4~7の場合は専門医の診断をお勧めします。

危険ないびきといろいろないびきの音
いびきの音はさまざまですが、その中には極めて注意を要するものが少なく 有りません。いびき自体心臓にかかる負担は大きいと言われていますが、往復のいびきは疾患を伴うことが多く、眠っていても逆に疲労がかさむ事があり、さらに大いびきの後に呼吸が止まるいびきでは、無呼吸症による内臓への影響が指摘されています。

ベッドパートナー(奥さんでも、恋人でも、友人でも同じ部屋で寝られている方)から、
ひどいいびきと寝ている間の呼吸が止まっているといわれる方は、是非専門医の診察を受けてください。

いびきは健康を害するさまざまな病気のもと!?

空気が出入りする上気道の抵抗が大きくなるにつれいびきは激しくなり、周囲に迷惑をかけるばかりでなく、 健康に重大な影響を及ぼす睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。
いびきをかくことは肺に入る空気の抵抗が大きい訳ですから、呼吸器の空気のフィルターが詰まっているのと同じことです。

したがって肺に送り込まれる空気の量が少なくなるため酸素の摂取量も減少し、軽い酸欠状態になり、血液中の酸素量も 減ってしまいます。
また呼吸が途中で止まる無呼吸症状は、一晩に何百回も引き起こすのでさらに酸素の摂取量が減少してきます。

このように症状が重症化してくると睡眠時無呼吸症候群となるのです

睡眠時無呼吸症候群の原因

睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。
閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、
舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。

また、欧米人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんは肥満している人がほとんどですが、
日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、
やせているのにSASである方もいらっしゃいます。
ですので、睡眠時無呼吸症候群の患者さん全員が太っていると思うのは間違いです。

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どのような症状がでるのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群はさまざまな症状を伴います。
前述のとおりいびきや夜の睡眠をきっちりとれていないことから、
昼間足りない分を補おうとして眠気が発生したり、起床時の頭痛、熟睡感の欠如、
睡眠中に脳が覚醒状態になる(中途覚醒)やインポテンツなどがあります。

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交通事故の危険性

居眠りは、睡眠不足のため起きる日中傾眠です。
昼間車を運転している時、目を開けたまま瞬間的に寝てしまう現象をマイクロスリープと言い、
危険な状況に対応できないばかりか、自ら事故を引き起こす大きな原因となります。
このため危険な状況下に置かれたり、スピードによる危険な状況判断ができません。

この居眠りの原因は、大いびきによる無呼吸症によるものといわれています。
無呼吸症状は苦しいので目を覚まし、半覚醒状態を続けることになり、
ほとんど熟睡していないため昼間睡魔が襲うことになるのです。

このようにいびきは、本人の健康を奪うだけでなく、
多くの事故やトラブルに周囲の人達まで巻き込む危険性をはらんで いるもので、
すでに病気と言っても過言ではありません。

ある報告には重症の睡眠時無呼吸症候群の方は、
飲酒運転よりハンドル操作をミスする可能性があると記載されています。
道路交通法でも眠気を訴える疾患に罹患している方の、
免許を更新しない・剥奪するという措置がとられることがあります。

睡眠時無呼吸症候群はしっかり治療をしてコントロールすれば、眠気はほぼ消失します。
事故を防止するためにも、専門施設を受診するようにしましょう。

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